50代のナースが転職する際、おすすめなのは比較的体力の負担が少ない職場です。夜勤や急患を受け入れるために、体力が必要な大病院などでは、20代～30代の人材を積極的に求める傾向にあります。
しかし、その他の職場では、年齢が高いベテランナースの受け入れが盛んです。つまり、50代のナースでも十分転職が可能ということです。
例えば、デイサービス施設はナースにとって、体力の負担が軽い職場でしょう。仕事内容は、利用者の健康管理や介護の補助などです。夜勤がないので、規則的に働けます。
一方で、有料老人ホームや介護老人保健施設などでは夜勤があることも多いです。仕事内容は、ターミナルケアや認知症高齢者の看護で、病院とはまた異なります。急患が多い病院と比較すると、やや穏やかな職場だといえるでしょう。
療養型病院も、50代のナースにおすすめです。容態が安定した患者が多いので、ひっ迫度は高くなく、落ち着いたペースで働けます。
その他、クリニックや診療所なども、転職先の候補に良いでしょう。症状が比較的軽い患者を診るため、入院設備がない現場がほとんどで、夜勤を避けたい人には最適です。また、スタッフの入れ替わりが少ないこと、顔見知りの患者が多いことなどから、和やかな雰囲気で働けるでしょう。
このように、50代のナースが知識やスキル、経験を活かせる職場はさまざまです。どのような職場で働きたいのか希望を明確にし、自分に合った職場を探しましょう。