一般的に年齢が高くなるにつれて、転職は難しくなるものですが、人手不足の医療業界では、50代のナースでも転職できる可能性は大いにあります。ただし、転職では注意すべきポイントがいくつかあるので、求人を探す際には気をつけなくてはいけません。
まず、年収が低くなる可能性があることです。ナースの給与は、基本的に勤続年数が伸びることで増えていきます。途中で転職すると、以前働いていた職場よりも貰える給与が減ってしまう可能性が高いのです。
また、働ける年数が限られていることも忘れてはいけません。定年の年齢は職場によって変わりますが、60歳~65歳であることが多いです。
50代で転職した場合、働ける年数が最長で15年ほどになるので、雇用側からすると勤続可能年数が少ないと採用し辛くなります。そのため、どのように貢献できるかをしっかりとアピールすることが大切です。再雇用制度がある職場では、定年後も続けて働ける可能性があります。
若い人が中心の職場だと、コミュニケーションに苦労することもあるでしょう。経験豊富な50代でも、転職すると新人扱いになるので、上司が自分より若いということも珍しくありません。一から人間関係を築くことになるため、職場の雰囲気に馴染む努力が必要です。
他のスタッフとの連携が上手くできるか、軋轢が生じないかを採用時に重視されることもあります。コミュニケーションが上手に取れることや、周りの雰囲気を大切にできることを伝えましょう。